Windows10上にWSLでLinux環境を用意する
はじめに
Linuxにしか対応していないソフトやライブラリをWindowsで使いたい時があります。
そんなときは、手持ちのWindowsマシン上でWSLの機能を使いLinux環境を用意しましょう。
ここではWSLの有効化、Linux(Ubuntu)のインストールを行っていきます。
- はじめに
- WSLの有効化
- 仮想マシン機能の有効化
- WSLのパッケージをインストール
- WSL2を既定のバージョンとして設定
- Microsoft StoreからLinuxをインストールする
- Linuxの起動、ユーザ・パスワード設定
- 最後に
WSLの有効化
コマンドプロンプトを管理者として実行し、以下のコマンドを実行します。
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
C:\WINDOWS\system32>dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart 展開イメージのサービスと管理ツール バージョン: 10.0.19041.844 イメージのバージョン: 10.0.19042.1052 機能を有効にしています [==========================100.0%==========================] 操作は正常に完了しました。
仮想マシン機能の有効化
WSL2をインストールする前に仮想マシンの機能を有効化する必要があります。 コマンドプロンプトを管理者として実行し、以下のコマンドを実行します。
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
C:\WINDOWS\system32>dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart 展開イメージのサービスと管理ツール バージョン: 10.0.19041.844 イメージのバージョン: 10.0.19042.1052 機能を有効にしています [==========================100.0%==========================] 操作は正常に完了しました。
WSLのパッケージをインストール
以下のリンクからインストーラをダウンロードして実行します。
https://wslstorestorage.blob.core.windows.net/wslblob/wsl_update_x64.msi
WSL2を既定のバージョンとして設定
PowerShellで以下のコマンドを実行します。
wsl --set-default-version 2
PS C:\WINDOWS\system32> wsl --set-default-version 2 WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください
Microsoft StoreからLinuxをインストールする
以下のリンクから希望するLinuxディストリビューションをダウンロードします。
今回はUbuntuをインストールしました。
Linuxの起動、ユーザ・パスワード設定
インストールしたUbuntuを起動すると、ユーザ名とパスワードの設定が求められました。
ユーザの設定が成功すると、作成したユーザでコンソールが始動しました。
他のディストリビューションでも同様の流れかと思います。
ユーザ名とパスワードを入力します。
ちなみに、ある程度操作に慣れている方は用途別にコマンドを検索すればわかりますが、もしLinuxの操作になれていない方は、基本的な操作は書籍を参照し操作して学ぶと身につきやすいです。
最後に
WSLによるLinux環境の用意ができました。
WindowsマシンでLinux環境を動かせるとちょっとした動作の確認やLinux用のツールが扱えて便利ですね。
ここまで手順をご覧いただいてありがとうございます。
指摘や感想などありましたらコメントいただけると幸いです。